HPをご覧いただきありがとうございます。このページでは、「私のこれまで・活動を始めたきっかけ・これから」を紹介したいと思います。

代表のシンです。京都に住む日本人です。
外国に憧れた学生時代

私が小学生の頃、テレビで「外交官になりたい!」という語っている子どもがいました。同い年の小学生が世界のかけ橋になることを目指す姿を見て「かっこいい」と思いました。その頃から、「大人になったら外国と繋がる仕事がしたい!」という憧れを抱いていました。
小学校6年生の時、なんとなく学校の図書室でイタリア語の本を借りたことを覚えています。Ciao.Sono giapponese.この2文だけ覚えました。「覚えたけど、使う時ないやん!」という冷静な気持ちになり、すぐに本を返却したことも覚えています。
学生時代は柔道部で毎日部活に打ち込んでいました。勉強と部活が忙しいことを言い訳にして、語学の勉強は見て見ぬふりをしていました。
なんとなく外国に憧れた小学生…中学生…高校生…大学生になりました。
「英語を話せる人になりたい。」
↓
「よしっ!英語を勉強するぞ。」
↓
「忙しい。」
↓
何も成長せずに諦める。

ずっとこの繰り返し…。
大学卒業後~30歳まで
「大学卒業までにTOEIC400点…。」
「25歳までにTOEIC400点…。」
「30歳までにTOEIC400点…。」

目標の延長だけを続けた人生…。
私は公立小学校の教員として勤務していました。教員としての毎日は本当に充実していました。しかし、30歳を過ぎた頃から「教員の仕事は好き、楽しい。だけど、このまま夢を諦めた人生でいいのか…。」と自問自答を繰り返すようになりました。この葛藤した気持ちが、年々強くなりました。

「これが最後の挑戦!」
最後に1度だけ、自分の夢と向き合う覚悟を決めました。「仕事をしながら勉強する!」「これで何も結果を残せなかったら悔いなく諦める。」と決意しました。その時、久しぶりに全身にパワーが漲り、心の中が燃えるように熱くなりました。
30歳~34歳
英単語を覚えることばかりをしていて、失敗を繰り返してきました。そのため、根本的に勉強方法を変える必要がありました。そして、私には小さな成功体験が必要でした。語学を勉強して「頑張った!」と言える経験を何か1つ作ることで小さな自信を付けたいと思いました。

「もう同じ失敗はしたくない…。」
色々考えた結果、私は英語の勉強を辞めました。そして、韓国語の勉強を始めることにしました。大学時代に、ほんの少しだけ韓国語を勉強したことと、韓国ドラマにハマっていたからです。しかし、文字を見ても意味は何も分からない状態でした。
そこから自分なりの勉強方法を模索しながら独学を続け、ハングル能力検定5級に合格することができました。社会人になって、初めて「合格」という経験をしました。初級のテストではありましたが、涙が出そうなくらい嬉しかったです。その後、TOPIK(韓国語検定)2級にも合格することができました。

「やっと結果を残せた!」
私の学習のモチベーションを支えてくれたのは、言語交換アプリで繋がった韓国人でした。その韓国の方は、日本語がとても上手で、「今日は挨拶だけしてみる?」「少し自己紹介できる?」など、スモールステップで会話をしてくれました。韓国語を話す習慣ができたことで、学習を継続できました。感謝の気持ちでいっぱいです。
教員を退職~開業
35歳で、小学校の教員を退職。外国人の支援に関わる知識を本格的に身に付けたいと思い、専門学校に入学しました。同時に、「多文化交流・日本語支援ちからもち」を設立しました。

とりあえずSNSを始めるか!
私の活動の第一歩はTikTokでした。正直、何をどのように発信するのか全く決めていない状態でTikTokLIVEを始めました。ランダムに繋がる機能を使って、たまたま出会った外国人に話しかけることから始めてみました。配信を続けるうちに、あっという間にフォロワーが1万人…2万人…と増え、日本語を勉強している外国人や日本で暮らしている外国人がLIVEに集まってくださるようになりました。そして、日本の生活に悩みを抱えている外国人が大勢いることが分かりました。
日本の高齢化・少子化に伴い、益々外国人労働者が増えていく日本において、「悩みを抱える外国人・外国人との関係に悩む日本人」が今後増加するのではないか?

社会福祉士として何かできないか…。
活動の中で、日本で暮らしている外国人にいつも質問していることがあります。それは…

「今日何をしましたか?」

仕事が休みなので、何もしていません。
「今日は仕事でした。」
「今日は学校でした。」
「家で日本語の勉強をしています。」
「家でゴロゴロしていました。」
「買い物と掃除をしました。」
「友だちと(同じ国)散歩をしました。」
日本で仕事をしているけど、日本語を話す機会や日本人との繋がりがなくて困っている方がいます。近所で外国人をよく見かけるけど、「話すきっかけがない。」「どこの国か分からない。」「言語が分からない。」という日本人もいます。

何か解決策がないか…。
これからー夢ー
「日本人と外国人がお互いに安心して生活できる環境を築くためには?」

挨拶だけでも、日本で暮らす外国人の言語に寄り添える人を増やすことが多文化共生社会の構築に繋がると考えています。
日本で暮らす外国人と日本人が少しでも挨拶や会話をするきっかけを生み出せるようなプラットフォームを作ることを目指しています。
私は世界中の言葉を上手に話せるわけではありません。しかし、まずは私自身が世界の言葉を学び、世界中の外国人と挨拶を交わす姿配信し、気付いたことや学んだことをまとめることからスタートしています。
今は一人で運営しているため、活動は毎日孤独との戦いです。しかし、いつか私の活動に共感してくださる方や応援してくださる企業や行政が現れると信じて続けていきたいと思います。

多文化共生社会を築くための「縁の下の力持ちになる!」
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